ふるさとの山県民清掃ハイク(福岡県勤労者山岳連盟 主催)に参加しました

実施日:2026年5月17日

投稿者:管理者

※レイアウトの関係で、記事内の写真はトリミングした状態で表示されています。写真をクリックタップすると、全体が表示されます。表示された写真の右端の矢印クリックタップすると、次の写真が表示されます。

95回目となる清掃ハイク

 5月17日(日)に、山のトイレ・環境を考える福岡協議会の団体会員でもある「福岡県勤労者山岳連盟」主催の「ふるさとの山県民清掃ハイク」に行ってきました。この行事は、春・秋の年2回実施で、今回で95回目の開催とのこと。単純計算でも45年以上続いている活動ということになります。加盟山岳会が、それぞれの地域で実施(今年は、北九州地区の会は福智山・皿倉山・平尾台・英彦山、久留米地区の会は高良山・清水山、大牟田地区の会は小岱山・三池山、福岡地区の会は立花山・牛頸山 ※地区により実施日は異なる)するので、県内の主だった山が一斉にきれいになるというわけです。

 私は、福岡地区の立花山での活動に参加しました。所属の山岳会6団体が、それぞれで決めた登山口・コースに分かれてゴミを拾いながら登り、お昼前に山頂に集合し、集会を開いて回収量等を報告し合う予定。その集会で、携帯トイレについて説明して欲しいという依頼を受けたのが、今回の参加のきっかけです。

 

あまりゴミは落ちていなかったけれど…

 雲一つない快晴のもと、午前9時過ぎに三日月山霊園登山口を出発。直登ルートで三日月山に登り、その後「大クス」を経由して立花山山頂に至るコースをとったのですが、ゴミはほとんど落ちておらず、手に提げたゴミ袋は、ほぼ空のまま。山頂での各山岳会からの報告を聞いても、一般登山道ではない箇所も歩いたという会を除いては、どこも「ゴミはあまりなかった」という状態だったようです。

 「ゴミがない」ということは喜ばしいことですが、午前中の自分の行動を省みて、気づかされることがありました。それは、「清掃登山の時は競い合うようにゴミを拾うのに、日ごろの山行では拾っていない」ということ。

 今回私が拾ったのは、飴などのお菓子の包み紙の切れ端と、手袋の片割れ(かなり汚れていたのでゴミとして回収)で、いずれも、登山者が意図せず落とし、落としたことに気づかなかったのでゴミになったと思われる物でした。マナーが周知されても、これらを完全になくすことは難しいでしょう。でも、このような小さなゴミなら、見つけた人が拾って持ち帰ることは簡単。私もこれまで、何度も山でこのようなゴミを目にしてきました。が、わざわざ足を止めて拾って、ザックの中から袋を取り出して持ち帰るという行為はしてきませんでした。「清掃登山」はとても意義深く大切なことだと思いますが、その時だけではなく、「ゴミを目にしたら拾う」ということが「登山者の当たり前」になれば、山はもっときれいになると思いました。(そのためには、まずは自分が行動を変えなきゃ…)

 

携帯トイレの種類・選び方のポイントを説明

 山頂での集会で、10分ほど時間をいただき、携帯トイレについて説明をしました。

 「携帯トイレ」として販売されているものは、金額・大きさ・中身が様々。「山で使うには」という視点で、その時の山行に最適な物を選ぶポイントを、現物をお見せしながら説明しました。

ポイント1 使用済み携帯トイレを持ち運びできる外袋があるか

 回収ボックスが設置してある山域でも、ボックスが置かれているのはたいてい登山口なので、そこまでは持って下りなければなりません。そのためには、チャック付の厚手の外袋が必須です。外袋がセットになっている商品を選ぶか、別途、外袋だけ自分で購入して持って行く必要があります。

ポイント2 便袋は藪の中で使える程度に丈夫か

 携帯トイレブースがない山域では、藪の中で使用することになります。ちょっと小枝に引っ掛けただけで破れるような便袋では役に立ちません。

ポイント3 便袋の受口は便座にかけられる広さがあるか

 携帯トイレブースがあることが事前にわかっている山に行くならば、受口が、便座にしっかりセットができる程度の大きさである便袋が必要です。受口が小さい便袋を中途半端な状態で便座にセットして使用すると、排せつ物の重さで袋が落ちて、トイレブースを汚してしまう危険があります。

 皆さん、うなづいたりされながら、真剣に聞いてくださいました。周囲の一般の登山者の中にも耳を傾けてくださる方がいて、話し手としても、意義深い楽しい時間となりました。今後も機会があれば、このような「出前講座」をしていきたいと思います。