第18回 定期総会

開催日 2026年7月12日(日)
会場 福岡市南市民センター 視聴覚室
福岡市南区塩原2-8-2
来場者数
講演 「登山における疲労と対策」
山本 正嘉氏(鹿屋体育大学名誉教授)

議事の概略

◎山のトイレ・環境を考える福岡協議会の定期総会開く
◎新運営委員長に貞苅誠さん
 山のトイレ・環境を考える福岡協議会は2026年7月12日(日)、第18回定期総会を福岡市南区塩原の南市民センターで開きました。26年度活動計画および予算、25年度活動報告および会計決算は参加者の拍手で承認されました。任期2年の役員には、福岡県山岳連盟の貞苅誠さんが新たに運営委員長に就任。総会終了後の記念講演には「登山の運動生理学」の研究で第一人者の山本正嘉・鹿屋体育大学名誉教授を招き、「登山における疲労と対策」についてお話いただきました。
 山上司会長は冒頭、「本協議会は宝満山(福岡県筑紫野市、太宰府市)の山頂近くにバイオトイレを造ろうというところから始まりました。現在は携帯トイレの普及が大きな流れになっています。堅苦しくなく、ざっくばらんな議論を深めましょう」とあいさつしました。法華院温泉代表の弘蔵岳久副会長からは「坊がつるキャンプ場のトイレの臭気がひどい」などの報告がありました。
 承認された活動計画には前年度に引き続き、トイレ調査山行や初冬のくじゅうでの意見交換会&清掃登山を実施することを盛り込みました。会員数の減少などから協議会財政がひっ迫していることについては、一般会員から「支出をさらに削るか、新会員の獲得にもっと力を入れるべきだ」との指摘がありました。対応は運営委員会で協議します。
 運営委員には、個人会員の池田真紀子さんと横山頼子さんが新たに就任しました。主に会計を担当していただきます。これまで運営委員長を務めた磯野文雄さん、運営委員の太田勝さん、赤瀬榮吉さん、田中敦典さんは退任されました。ご苦労さまでした。

山本正嘉・鹿屋体育大学名誉教授

講演内容

◎山本正嘉・鹿屋体育大名誉教授が記念講演と筋トレ指導
 記念講演で、山本名誉教授は「山歩きのペースが速すぎて、起こさずに済む疲労をわざわざ引き起こしている人が多い」と指摘。「背中にトンボが止まりそうなぐらいの歩き方が、多くの人にとって安全・安心な速度。駅の階段でいうと10秒で5段と考えてほしい」との説明に、出席者は一様に「そんなにゆっくり歩かないといけないんだ」と驚きました。
 山本名誉教授は「ペースが速すぎると、疲労だけでなく、悪いことばかり起こる。心臓がどきどきして血圧が上がり、心臓や脳の疾患につながる。体温が上がり、熱中症になる恐れもある。高い山だと酸素の消費が多くなり、高山病を招く。下りでも筋や関節への衝撃が大きくなる。老廃物が増え、腎臓など内臓の疲労、免疫力低下につながる」と注意を呼びかけました。
 さらに「ゆっくり歩いても自分の体重とザックの重さが足の筋肉にかかる。筋力が弱すぎる人は、ゆっくり歩いても、ばては防げない」として、会場で筋トレを指導されました。