使用済みの携帯トイレは、必ず持ち帰りましょう!

実施日:2025年2月2日

投稿者:会員A

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 先日、プライベートでくじゅうに行った際に目にした、久住分かれの携帯トイレブースについて報告します。

 避難小屋で昼食をとった後、様子を見にトイレブースに行ってみたら、2つあるブースの1つは、鍵がかかった状態で取っ手がとれていて使用不能に。もう1つは、中にゴミが置かれ、悪臭が漂っていました。冬季のバイオトイレの閉鎖中にも登山者が困らないようにと設置された携帯トイレブースなのに、これでは気持ちよく使えません。

 もっと深刻なのは、「マナー違反がある」という事実は、今後の新たなブースや回収BOXの設置にマイナスの影響を与えるということです。マナー違反をするのは数名の人達だけなのですが、その影響は大きいのです。「回収BOXがないため、こういう事が起きるのだから、BOXを作ろう」ではなく、「こういう事が起きているなら、設置した回収BOXに他のゴミが入れられる等のマナー違反が起きるだろうから、BOXは作らない」という方向になり得るからです。

 当日は、なんの準備もない中で持ち帰れるゴミの量ではなかったためそのまま下山し、当協議会に報告し、冬季のトイレ清掃について大分県に確認をしてもらいました。定期的に委託業者が清掃に入っているということは聞いていましたが、冬のバイオトイレ閉鎖時も同様なのかわからず、もし清掃の予定がないのであれば、再度行って、回収して来なければと思ったからです。その結果、県のご担当者から、「委託業者に連絡をとったところ、数日後に清掃に入る予定とのこと」というお返事をいただきました。

 すぐにご対応くださった県のご担当者の方、そして、凍った登山道を登って清掃に入ってくださる業者の方、本当にありがとうございます。「山のトイレ」は、設置も苦労しますが、それ以上にその後の維持管理に、多大な労力が必要とされます。陰で支えてくださっているこうした方々を思い浮かべれば、私達は、最低限、決められたルールを守るようにしなければいけないと思います。