2025年も開催しました!
初冬のくじゅう清掃登山&意見交換会
熱中症予防・対策の講演会も
「山のトイレ・環境を考える福岡協議会」の冬の恒例行事となった「初冬のくじゅう清掃登山&意見交換会」を2025年12月13(土)14(日)両日に行いました。22年から始まり、今回で4度目となります。会員、非会員を合わせて19人が参加しました。
看護師さんからは「熱中症は高温多湿な環境下で体温調節がうまく働かず、体内で熱が蓄積される状況を言います。外気温28度以上、湿度70㌫以上で熱中症のリスクが高まります。くじゅうではミヤマキリシマのシーズンになると、この条件に当てはまります」「筋肉量の少ない登山初心者などは水分の蓄えが少なく、脱水や熱中症を起こしやすい」「熱中症と脱水の予防に効率的なナトリウムを含む水分を持って登山をすることが大切。同時にカロリーの摂取も必要です」「歩くスピードが速い登山は熱中症の恐れを高めます」などのお話がありました。
その上で「登山での脱水量は、体重×行動時間×5㍉㍑なので、体重50㌔の人が往復8時間歩いたとすると2000㍉㍑。これが尿と汗で排出されます。気温が高い、荷物が重いなどの条件が加わると3000㍉㍑の水分を補給する必要があります」「この間、一度も排尿がない人は脱水を起こしており、熱中症のリスクが高いと言えます」と指摘されました。
その点でも、山のトイレは登山者にとって必要不可欠であり、携帯トイレの持参と適切な使用が重要であることを再確認しました。
また当会副代表の弘蔵岳久・法華院温泉山荘代表が「九重における草原の将来像を語る」と題して、草原保護の意義について説明しました。「野焼きをすることで土壌中に炭素が固定され、森林化の防止や多様な植物の保護、生態系の維持に役立つ。日本の草原面積は減少傾向にあり、九重や阿蘇は最後の砦です」と訴えました。講演会の後、夕食を取りながら、山のトイレのあり方などについて意見を交換しました。

14日は霧と強風の中、牧ノ戸峠登山口から登山。久住分かれにある携帯トイレブースの清掃をしました。ブース内には放置されたゴミや使用済み携帯トイレはなく、目立った汚れもありませんでしたが、沸かしたお湯を利用して壁や便座やネットを拭きました。清掃後、ツェルトでビバーク体験をしました。4人がツェルトの中に入り、2人ずつ向かい合わせで座ると、すぐに温かくなってきました。
今回は清掃に苦労するほどではありませんでした。ただ13日に長者原から下泉水山に向かうトレッキングの際には、登山道わきに両手で抱えないと持てない重量のプリンターが捨てられており回収しました。トレッキングは雨が本降りになったため途中で引き返しました。14日には牧ノ戸峠登山口で携帯トイレに関するアンケートを行いました。結果は集計と分析が終わり次第、当会ホームページで紹介します。


