久住分かれの携帯トイレブースを清掃

実施日:2022年12月13日~14日

投稿者:管理者

大分県が久住分かれに設置する2基の携帯トイレブースに汚物が残されていて利用できないとの情報があったことから、会員有志が2022年12月14日、清掃活動に取り組みました。
貞苅誠運営委員長ら5人が参加。小雪が舞う中、清掃用のお湯を沸かすためストーブと水、たらいなどを運びあげました。
トイレブースの便座に取り付けてある網に直接用を足した人がおり、お湯で網をきれいに洗いました。ブース内に放置されていた使用済みの携帯トイレも回収。利用者のマナー向上を呼びかける活動の強化とともに、使用済み携帯トイレの回収システム構築を関係機関に働きかける必要性を再認識させられた清掃活動となりました。
前日の13日には大分県九重町で、副会長の弘蔵岳久・法華院温泉山荘代表や一般会員も参加して、今後の活動のさんこうにしようと意見交換会を開催しました。弘蔵副会長は「くじゅうの環境を守るためにも積極的な取り組みが求められる」と指摘。「携帯トイレの使い方がわからないひとが多い。広報活動が足りない」「トイレがあるという前提で登山する女性も多い。故障などでパニックになる人もいる」などの声も出ました。意見交換会は今後、定例化する計画です。
久住分かれの携帯トイレブースは、既設のバイオトイレに隣接して20年11月に設置されました。バイオトイレが処理能力を上回る利用(オーバーユース)で故障した際や、気温低下による処理水の凍結防止のため冬季閉鎖される間に、周辺一帯に排泄物が放置され環境汚染が深刻化したためです。協議会が集めた5000筆を超える状況改善を求める署名活動も設置を後押しした形となりました。協議会としては引き続き、回収システムの整備を訴えるほか、携帯トイレの使い方やマナー向上を呼びかける機会を積極的につくる考えです。

「トイレ協議会通信 第26号」より