《トイレ調査山行》基山

実施日:2026年3月28日

投稿者:会員N.O

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オキナグサ咲く基山で調査山行をしました

2カ所のトイレを視察

 「トイレ調査山行」の第4回として2026年3月28日(土)、佐賀県基山町と福岡県筑紫野市にまたがる基山(404.3メートル)に登りました。水門跡登山口に近い「基肄(きい)城南門跡地広場」と草スキー場下の駐車場にある2カ所のトイレを視察。山頂付近で暗赤紫色の花を咲かせ始めたオキナグサも楽しみました。

 基肄城南門跡地広場のトイレは2022年に設置。草スキー場下の駐車場にある「基山公園公衆便所」も24年に改修されました。ともに合併浄化槽式の立派なトイレです。基山公園公衆便所は1週間ほど前には手洗い用水道の蛇口が緩くなっていましたが、修理されており、管理が行き届いていることがうかがえました。南門跡地広場の男性用トイレはカギ付きの一室に大小一基ずつの便器があるのですが、カギをかけてしまうと1人しか使えないという難点も感じました。

 オキナグサは環境省のレッドリストで「絶滅の危機が増大」の絶滅危惧Ⅱ類にカテゴリーされています。ボランティアの山好きさんによる保護活動がきっかけとなり、基山町に官民の「きざんオキナグサ保存会」が生まれ、計4カ所にロープを張ってオキナグサを保護しています。基山は山野草の楽園。希少種も多く、初夏には絶滅危惧Ⅱ類の「フナバラソウ」と「バアソブ」、さらに準絶滅危惧種の「スズサイコ」も花を咲かせます。

 基山は、大宰府防衛のため大和朝廷が665年に築いた古代山城の基肄城跡でもあり、国の特別史跡に指定されています。今回の山行では、排水施設の水門、炭化米が発見された「米蔵礎石群」などの遺構を巡りました。

 山野草ファンや歴史愛好家も多く訪れる基山だけに、保存会にも加わりツキイチ登山会を主催している「基肄かたろう会」の皆さんは、山頂地区にもトイレを設置してほしいと行政側に要望されているそうです。