久しぶりの古処山と三回目にして実現した登山道清掃

実施日:2013年10月20日

投稿者:管理者

古処山(862m)は、朝倉市と嘉麻市の境をなす筑紫山地に属する名峰であることは、山好きな福岡県人に対してはいわずもがなでしょう。私にとっても妻の郷から近いこともあり、7~8回は登っています。しかしながら、清掃登山として登山を試みたのは初めてでした。 会では、宝満山や井原山、英彦山、古処山を対象に実施していますが、古処山は過去2回計画されたものの、雨天や登山道の整備のため延期され、今回が初めての実施でした。 9時、山麓の野鳥駐車場に集合したのは男子6名、女子2名、計8名。 準備体操の後、ビニール袋、軍手、ゴミばさみ等を手に出発。張り切って登り始めたものの、最初は登山道上には拾う程のゴミは少なかったです。しかし道を少しはずれると、空き瓶や錆びた空き缶が捨てられ、半分泥の中に埋まった状況で発見、掘り出すのに苦労しました。 人間は目の前からゴミが消えれば安心する動物です。文化国家を自称する我々日本人であろうと発展途上国の人々であろうと変わりありません。10月下旬で真夏の日差しではないものの、例年に比べると日差しは強い。登山道の傾斜が増すにつれ体が汗ばんできました。 12時を少し回った頃、頂上に到着。登山者は我々の他は10名程度と、宝満山に比べると圧倒的に少ないです。昼食を済ませ、あたりを見回すと、またまた割れた空き瓶や錆びた空き缶が埋まっています。それらを拾い、崖下を見ると、チリ捨て場になっており、とても担ぎ下ろせそうにありません。諦めて拾い上げたものだけを持ち降ろすことにしました。 13時過ぎに下山開始。各人ビニール袋を2袋ずつ手に持ち、来た道を下ります。15時前には野鳥駐車場に到着。ゴミの分別を行います。ビン・カン類、その他燃えないゴミ、燃えるゴミに分けました。しめてゴミ袋11袋が本日の戦果。数人で持ち帰り、家庭のゴミとともに処分することとし、解散となりました。

「トイレ協議会通信 第12号」より