第13回 定期総会

開催日 2021年8月1日(日)
会場 福岡健康づくりサポートセンターあいれふ 講堂
福岡市中央区舞鶴2-5-1
来場者数 16名
講演 大西 直人氏(のぼろ編集部)
「のぼろ編集部って、こぉ~んな所です」

議事の概略

■コロナ禍をぬっての定期総会
「令和2年度 山のトイレ・環境を考える福岡協議会 第13回定期総会及び記念講演」が、令和3年8月1日(日)13時より、福岡健康づくりサポートセンターあいれふ 講堂で開催されました。
議長に山上司氏が選出され、活動報告・令和3年度活動計画・令和3年度会計予算・会計監査報告・運営委員会開催報告があり、これらについて質疑応答の後、役員改選がなされ、議案は全て出席者全員の了承を得て成立しました。参加者は15名。これに、のぼろ編集部・大西さんを記念講演講師に迎え、計16名でした。

■またしても、コロナ禍の中で…。
本来当会の総会は毎年7月に行われますが、昨年に続いて新型コロナウイルスの自粛により延期を余儀なくされました。記念講演は行いましたが懇親会は設定せず、結果、規模は縮小しましたが温かみのある内容となりました。

■次のステップへの1年
コロナ禍は出口が見えませんが、本年度は①ブログの活用、②くじゅうのトイレ問題への取り組み、➂早春キャンプイベントなど、当会として次のステップを感じさせる取り組みがたくさんありました。

■質疑応答

Q:大分県で開催される「山の日」において、山のトイレ・環境を考える福岡協議会は何か活動の予定があるか?


A:検討したがコロナで見合わせた。大分県主催の式典・イベントも参加人数を絞っており、参加する余裕がなかった。理解いただきたい。


A:本件、議案3「山のトイレ普及イベントを開催」に含まれる内容だが、コロナ禍ゆえに慎重に行動した結果である。


---

Q:山のトイレ感謝・支援活動について内容を教えて欲しい。


A:感謝の気持ちを伝える活動として位置付ける。


A:例として、城山を守る会などに参加し感謝の意を示す。労山・岳連などにも呼びかけたい。


Q:活動についての周知は?


A:ブログ、その他直接呼びかけを行う。


Q:その他として「山のトイレ通信」にて報告ということもあるか?


A:はい。


A:先日、井原山の清掃活動について、「オオキツネノカミソリを守る会」に事情を聞いた。この会とも同調したい。


A:会員のみなさん、スマホを活用して当会のHPを利用して欲しい。山のトイレコレクションを公開しているので、ぜひ見て欲しい。


A:水無山の活動は、前述の会が7月初旬に登山道メンテナンス・植物保全活動をしている。参加してほしい。


---

Q:くじゅうの回収ボックスの進展は?


A:進展なし。大分県は大分方式として、持ち帰りが前提だが、当会は設置ありきで活動する。


Q:霧島の対応は?大分に転用できないか?


A:点検は環境省、回収は業者。大分は回収ボックスに使用済み携帯トイレ以外のゴミが入ることを懸念している。しかし有料でも、携帯トイレを回収するなど試行等をし、前進させたい。


---

Q:携帯トイレブースを購入されたとのことだが、どれくらいの費用か?災害の時に使えるか?


A:ブースとシートで15,070円です。


「トイレ協議会通信 第25号」より

講演内容

総会終了後、政治記者として活躍、山の経験が全くなかった大西さんが、山専門誌「のぼろ編集部」に突如異動!いきなり山に登ることになった素直な気持ちや体験を楽しく記念講演して下さいました。

■のぼろ編集部員歴=登山歴
のぼろの編集歴は、私の登山歴。登山が楽しいという心境には達していない。ある時から一人で登るのをやめた。山に詳しい人、読者の方と会話をしながら登っていると、知識がドンドン増えていくのを感じている。でも今も登山は「きつい・苦しい・虫嫌い」と思います。

■二つの戸惑い 多くの発見!
2019年、編集部に配属されてから登山靴を買った。まず練習と四王寺山に登ったら足がつった。登山の何が楽しいのかと戸惑った。
しかし、トイレ協議会を通じていろんな人とつながったこと、21年春号の「いとしのマイホームマウンテン」取材で読者さんと山に登ったことが転機となった。
雑誌は新聞と作り方が違うことも戸惑いだった。しかし、一時しかない人生で、いろいろなことが経験できることは良かったと考えている。

■のぼろのいいところをアピール
のぼろは九州・山口に特化した唯一の山歩き雑誌。西日本新聞が撤退した南九州・山口の山も取り上げ、読者とつながっています。
本格登山に加え、低山紹介も積極的!「高齢登山」「事故0登山」「山のトイレ」問題など、新聞記者の取材力が発揮されています。

■コロナ禍・編集長の悲報
のぼろは外部ライターさんを除くと十数人で作っています。季刊なので特集などは1年前から取材しますが、その間には思いもよらない出来事もあります。コロナ禍や編集長(当時)の事故死で詰めの取材ができなくなり、発行に黄信号が灯ったこともありました。

■読者担当だからこその立場
私は読者のページ「山好きさん いらっしゃい」も担当。編集部の事情よりも、次の号を楽しみに待つ読者が最優先と考えています。

「トイレ協議会通信 第25号」より