英彦山上部にトイレ建設を求める動きⅤ

実施日:

投稿者:管理者

~英彦山山開き(5月25日)に向けトイレ完成工事急ピッチ!~ 英彦山上部にトイレ建設は可能なのか?の意見交換、さらにトイレ完成後の管理体制等について、この3年間関係各方面の方と話し合いを進めてきた結果、今年5月英彦山山開きを目標に完成する運びとなりました。 「英彦山のトイレを考える会」活動の推移から、トイレ完成は平成25年11月頃の完成を見込んでいたものの、新たな課題が生じ着工が遅れました。この理由の一つに、英彦山を国指定の史跡文化財とすることから問題が発生し、解決に時間を要したのです。 二つ目は、県が発生するバイオトイレメーカー企業決定に際して、問題が生じたことです。県が発注に際して行うのは、一般競争入札による企業決定でした。この入札において落札した某コンサルタント会社はバイオトイレ建設に携わった経験に乏しく、またこの設計を大分県のメーカーへ依頼したものの、英彦山に設置するバイオトイレの条件に適合する設計ではなかったようです。車道なし、電気なしの山中にバイオトイレを設置するには、設置場所の気象等様々な環境状況を考慮する必要があります。メーカー、施工業者決定に際しては、これらに対応できる機種・機能の信頼性、実績、評価、またトラブル発生時の対応、迅速性などを十分に吟味することが重要なことと考えます。 現在、福智山と宝満山に設置されているバイオトイレメーカーは異なるものの、機能はほぼ同様な太陽光ソーラーパネルにて電力(バッテリーにも充電)を確保。システムを概略説明すれば、便槽であるドラム内を一定の温度に保つことで、ドラム内チップに生息する菌の働きにより、便を分解するというものです。 現在、福智山に設置されているバイオトイレは、英彦山北西約20キロの飯塚市に拠点を置くA社製で、トラブル発生時には即対応が出来る実績、さらに総合的観点から最も優れたメーカーであると考えており、「英彦山のトイレを考える会」が意図したメーカーに決定したいことを喜ばしく思っています。

「トイレ協議会通信 第12号」より