抱えきらない粗大ごみに一苦労!

実施日:2014年5月18日

投稿者:管理者

山域:四王寺山 参加者:24名(会員8名 JAC福岡支部9名 あいれふハイキングクラブ7名) ゴミ量:66kg その他、古タイヤ18本 バイク残骸 家庭用品他 本格的な夏山シーズンを迎え、各地域で山開きや清掃登山が行われています。福岡でも5月18日に、日本山岳会福岡支部などと一緒に、私の所属するグループも四王寺山清掃に参加しました。 9:30、参加者はいつものように火ばさみ・軍手・レジ袋を持参し、都府楼跡駐車場に集合。太田さんから清掃要領の説明を聞いた後、グループごとに登山道のコースを分担してゴミを拾いながら登っていきます。 山ガールなど最近の登山者はマナーがよくなり、山でゴミを捨てたり、山野草を取ったりする人は殆ど見かけません。里山歩きやピクニックで賑わう四王寺山でも、登山口から登山道に沿って山頂に向かっても、清掃参加者が山頂までにレジ袋をいっぱいにすることが難しいほどゴミは少ない。 ところが、他の山でも一緒ですが、ゴミがまとまって捨てられているところがあります。山の中を縫うように走る林道など、車が入れる場所で、人目につきにくい場所です。いわゆる不法投棄されたゴミ・廃棄物です。 今回私たちが見つけたのは、不法投棄されたゴミでした。場所は、「高橋紹運墓」の近くですが、車道からは少し離れています。敵はどんなにしてここまで運びこんだのか、訝しがりながら谷底まで散らばった古タイヤを集めましたが、かなり以前に投棄されたものらしく、蔓が絡んだり、タイヤの中に土砂が溜まり重くて難儀しました。その重いタイヤも、さすが山で鍛えている女性軍、凄いパワーで道路近くの集積場所に持ち上げてくれました。大型トラックのタイヤ18本など粗大ゴミは、私たちの力では登山口まで運べないので、市の清掃局に連絡し、処理してもらうことにしました。この他にも「馬攻め」の近くの道路沿いに、纏まって捨てられているゴミがありましたが、これはそれぞれが分担して駐車場まで下ろすことにしました。 参加者は四王寺山の登山道を幾つものコースに分かれゴミ拾いをして、「焼米ケ原」で昼食。一休みの後、それぞへスーパーでのショッピング帰りのように、ゴミが詰まったレジ袋を両手に下げて山を降りました。 登山口の駐車場で、集めたゴミを資源ゴミ・不燃ゴミ・可燃ゴミに分別し、清掃局から支給されたゴミ袋に詰めて、今日の清掃登山は終了です。山に残した粗大ゴミも、駐車場で分別したゴミ袋も、明日清掃局が処理してくれるでしょう。 山の清掃登山には毎年何回か参加しますが、登山より疲れます。普段使わない筋肉を使うからでしょう。脚力には多少自信はありますが、腕は鍛えていません。谷底から粗大ゴミを引き上げたり、集めたゴミを運ぶ腕は翌日まだ堪えました。でも、すれ違う登山客からの「ご苦労様です!」の声と、山で出会ったウツキ・カンアオイ・ギンリョウソウ・タツナクソウ・ニガナなどの山野草に癒されました。 また、私は初めてお会いする参加者もたくさんいましたが、お互い山を愛する仲間。終始和やかにチームワークよく作業も捗り、清々しい一日でした。

「トイレ協議会通信 第13号」より