「初冬の九重 清掃登山&交流会」清掃登山班レポート

実施日:2023.12.13

投稿者:新入会員A

凍えるような寒さの中出発

 8:45 登山口出発。ザックには、出発前に手分けして持った清掃用の水が入ったペットボトル1L+500mLと、サイドポケットにゴミ拾い用トング。雲一つない晴天下、くっきりと浮かぶ由布岳に歓声をあげ、日が高くなるにつれどんどん上がる気温に次々と服を脱ぎつつ、久住分かれを目指します。歩きながらゴミを探しますが、目につく所には落ちていませんでした。



携帯トイレブース内清掃

 10:35 久住分かれ到着。トイレブース清掃部隊と、周囲のゴミ拾い部隊に分かれ、活動開始。

 去年は、椅子に備え付けられているネットに汚れがこびりついていましたが、ネット自体が交換されているようで、今年は目立った汚れなし。それでも沸かしたお湯で丁寧に洗います。便座もウェットティッシュで拭き、最後に床も拭き上げました。



避難小屋周辺のゴミ拾い

 登山道周辺にはゴミは見当たりませんでしたが、ここにはそれなりに…。ゴミ袋とトングを手に散らばって、集めていきます。

 と、「うひゃー」という声。慌てて見に行くと、トイレブースの裏に寝かせてあった“壊れたドア”の下から、かなりの量のゴミが。下の方には、燃やした跡のような真っ黒な残骸も。手分けして担ぎ下ろせるよう、いくつかの袋に分けて、全部回収。



携帯トイレ初体験!

 綺麗になったトイレブースで、携帯トイレを初体験しました。使ったのは、協賛の「総合サービス」さんから提供いただいた物。で、リアルな心の声…。

・手前の明るい方に入ったのに、ちょっと暗いなぁ。奥の方のブースの時は、ヘッドランプがあった方がいいのかなぁ。

・わぁ、便座と袋の大きさがピッタリ!これならしっかりセットできるから安心だな。

・そっか、ブースにはトイレットペーパーないんだ。当たり前か。ティッシュを持って入るのを忘れないようにしなきゃ。いや、携帯トイレの袋の中に予め入れておく方が無難だな。

・えっ、意外とかさばるんだ。

・えっ、意外と重いんだ。

・チャック袋に入れて…、更に念のため持ってきた黒い袋に入れて…。これで大丈夫だろうけど、夕べ紹介された“ガベッジバッグ”があった方がよりいいな。早速買いに行こう!

 初めてだったこともあり、ザックの外ポケットに入れる時はちょっと気になりましたが、歩きだして5分もしない内に、袋の存在自体を忘れました。



回収したゴミを手分けして背負い下山

 11:41 下山開始。13:04 牧ノ戸峠登山口着。

 「清掃登山」という文字を見る度、「参加したい」と思いながらも体力に自信がなく、「自分が粗大ゴミになってしまう」と躊躇していましたが、今回、水を背負って登り、ゴミを背負って下り、ほんの少しでも戦力になれたかなと思えたことが、とても嬉しかったです。

 ご参加いただいた方からも「トイレ清掃やゴミ拾いは一人だと楽しくないですが、みんなでやると楽しく充実感がありました」との感想をいただきましたが、その通りだと思いました。「携帯トイレブースは広くて使いやすかったです」との声もいただきました。