くじゅう山域のトイレ問題で意見を交換しました
大分県のくじゅう山域のトイレと環境問題について、地元関係者と会員などが意見交換する「交流会」を12月12日、同県九重町の法華院温泉高原テラスで開きました。2022年12月に続き2回目です。今回は、登山道の補修や外来種の駆除、野焼き、タデ原湿原での自然観察会などに取り組む「九重の自然を守る会」の高橋裕二郎理事長、大分県勤労者山岳会の長澤孝市会長、国際認定山岳医でもある日本山岳会熊本支部の土井理支部長に参加いただきました。
「山のトイレ・環境を考える福岡協議会」副会長の弘蔵岳久法華院温泉山荘代表からトイレを含めた山域のオーバーユース問題、磯野文雄運営委員が久住分かれに携帯トイレブースが設置された経緯と使い方を説明。参加者からは「久住分かれでは春から秋にかけてバイオトイレも使えるが、あくまで緊急用。団体客が一度に利用すると故障につながる」「携帯トイレの知名度はまだ低い。周知が足りない」「使用済み携帯トイレの持ち帰りを徹底するか、回収ボックスを設けるかは難しい課題」など今後の活動の参考になる意見が出ました。
清掃登山やアンケート活動も
翌13日は2班に分かれて、携帯トイレブースの清掃登山(清掃登山班の活動報告 →)と、牧ノ戸峠駐車場で登山者に対する携帯トイレに関するアンケート(アンケート集計結果 →)に取り組みました。アンケートに回答いただいた68人には、「総合サービス」(東京)に協賛いただいた携帯トイレを配布。牧ノ戸峠でもゴミ拾いをしました。