宝満山キャンプセンター 周年祭

実施日:2009年3月29日

投稿者:管理者

昭和43年に同センターが開設されて以来、毎年3月の最終の日曜日にセンター内でおこなわれている安全祈願の祭事です。今年も午前11時から竈門神社の上野権禰宜により1年の安全が祈願され、関係者の方々に続き、当協議会も1年の無事を祈って玉串を奉奠しました。 当日は寒の戻りで肌寒く、そのため桜の満開時期が長く楽しめることに加え、連休前から始まった高速自動車道の通行料金が一律1000円になったことで、遠出した人が多かったことも影響したのか、登山者は例年に比べ幾分少ないように感じました。 祭事の後、直会で、センターを管理している西鉄山友会の方々により三つの大鍋に用意されたおでんが振舞われました。 当協議会はキャンペーン活動の一環として、昨年キャンプセンターに建設されたバイオトイレの使用方法、注意点などをプリントしたしおりを、登山、トレッキングウエアーのメーカー(株)ムッシュから提供いただいたマナー袋に貼り、「入会案内」を同封して、おでんの大鍋の周りに集う登山者に配布しました。 当トイレは供用開始以来、利用者は5月5日現在ですでに19000人を超えたと、後日、管理を委ねられている西鉄山友会の伊藤会長からうかがいました。 これだけ多くの登山者に好評を得ている背景には、山友会の方々の毎日の徹底した維持管理があります。バイオトイレに対する登山者の認識も向上してきていますが、それでも、トイレの便器の中にカップ麺の容器を放り込んだりするような心無い登山者が未だにいるのは嘆かわしい限りです。それらの行為を少しずつでも減らしていくためにはキャンペーン活動を続けていく必要性を痛感しました。

「トイレ協議会通信 第2号」より